新生活応援企画
「先輩が語る!私の職業人生」
アルテに関わるキャスト・スタッフの方々に人生のターニングポイントや乗り越えてきた壁、将来の夢について語っていただきました! 

08 美術監督 SCOTT MACDONALD

――過去、人生を変えたターニングポイントや大きな壁にぶつかった経験を教えてください。
最初のターニングポイントは、ホームステイでイギリスから日本に来た17歳のときですね。もともと日本のアニメや特撮が好きで、特に好きだったのは戦隊もの。ビルの上で戦うシーンは大興奮でした。イギリスの田舎に住んでいたので、ビルの上から見える都会の景色に憧れていました。ただ、ホームステイ先は栃木の山のほうで、あまり実家から見る景色と変わらなかったです(笑)。
第二のターニングポイントは専門学校に通っていたときです。最初は日本語学校に通っていて、卒業してから日本電子専門学校という専門学校に入学しました。一年生のときに作画、絵コンテ、編集と一通り学んで、二年生になったときに背景がすごく好きになったんです。千葉みどりさん(『魔法陣グルグル』(’94年版)などの美術監督)という先生が細かく教えてくれて、特に自然物を描くのが好きになりました。それで、就職活動は背景会社を中心に受験することにしたんです。ただ、最初に入った会社は手描きだったので、今の会社に入ってからデジタルを覚え直したのは大変でしたね。Photoshopのショートカットを使うところから覚えていきました。
――現在、何か乗り越えたい、この壁を打ち破りたいと考えていることを教えてください。
もっと日本語がうまくなりたいです。スタッフとのやりとりもありますが、基本はパソコンに向かって仕事をしているのが大半なので、どんどん言葉を忘れてしまうんです。日本語学校の頃のほうがちゃんと喋れたんじゃないかな(笑)。しかも不思議なことに英語も忘れるんですよね。先日イギリスの母とFacetimeで会話したら、言葉が変って言われました(笑)。
――未来について、今後目指していきたいこと、次に乗り越えたい壁を教えてください。
仕事に慣れてくると「これでいいだろう」という妥協が生まれてくるので、「でも、もう一押し」という気持ちを忘れないようにしたいですね。今回の『アルテ』はその「もう一押し」で自分にとって新しい描き方に挑戦できた作品なので、今後もいろんな描き方を追求していきたいです。