新生活応援企画
「先輩が語る!私の職業人生」
アルテに関わるキャスト・スタッフの方々に人生のターニングポイントや乗り越えてきた壁、将来の夢について語っていただきました! 

04 設定考証 鈴木貴昭

――過去、人生を変えたターニングポイントや大きな壁にぶつかった経験を教えてください。
物書きになろうと考えたことは全然なくて、学生時代の夢も公務員でした。大きなターニングポイントになったのは、ある脚本家の方との出会いです。その当時、私は営業の仕事をしていたのですが、その方とたまたま知り合ったことで、ソフト開発のディレクターとしてアニメの仕事に関わるようになりました。少し前にTwitterで「二十歳の自分に言っても信じないこと」というハッシュタグが流行り、そのときもつぶやきましたが、自分が脚本や小説を書いていると言ったら、絶対に「ありえない」と言われる自信があります。それぐらい大きな転機だったなと思います。ただ、まったく知らない世界だったので、そこからはもう壁ばかりでした(笑)。
――現在、何か乗り越えたい、この壁を打ち破りたいと考えていることを教えてください。
体重です(笑)。体重のウン十キロという壁が打ち破れなくて、『リングフィット アドベンチャー』をはじめました。なかなか体重は落ちませんが、体幹はしっかりしてきた感覚があります。以前、ロシアに取材に行ったときに日露戦争で戦ったロシアの軍艦のラッタル(梯子の一種)から落ちてしまい、足を打撲したんです。冬になると傷が痛み出して足を引きずってしまうのですが、『リングフィット アドベンチャー』をはじめてから体幹が鍛えられ、足の調子がずいぶんよくなりました。
――未来について、今後目指していきたいこと、次に乗り越えたい壁を教えてください。
私は、今の時代、作品を見た人が自分も頑張ろうと思える作品が必要だと思うんです。物語って時代と対応するものなので、例えば景気がいいときはディストピアや悲劇もいいのですが、今はどこか閉塞した空気が感じられるので、せめて物語では前向きになれるものが少しでも多くあるといいなと考えていて。そういうものを作り続けていけたらいいですね。