新生活応援企画
「先輩が語る!私の職業人生」
アルテに関わるキャスト・スタッフの方々に人生のターニングポイントや乗り越えてきた壁、将来の夢について語っていただきました! 

02 キャラクターデザイン/総作画監督
 宮川智恵子

――過去、人生を変えたターニングポイントや大きな壁にぶつかった経験を教えてください。
この仕事に就いて最初の3年ぐらいはずっと壁ばかりでした。自分の未來が見えなくて、本当にこの仕事で食べていけるのかもわからず、すごく怖かった記憶があります。毎日、壁が立ちはだかるような状態でした。
たぶん、アニメーターとして人よりスタートが遅かったことも原因だったと思います。高校を卒業して専門学校に行って就職するというのが、アニメーターによくあるパターンだと思うのですが、私は大学を卒業してから専門学校に行くお金を貯めるために1年間就職して、そこから専門学校に入ったんです。その時点で私は本当にやっていけるのかという不安がありましたし、アニメーターになってからも最初の3年間はそのプレッシャーとの戦いでもありました。
転機になったのは4年目ぐらい。その頃から原画を描くようになり、褒めていただく機会も増えて、やっと自信が出てくるようになりました。あとは当時、原画のコピーを必ず手元に残して、オンエアと比べるという作業をしていたんです。「ここが直されたか」と確認していたのですが、大きく直されることが少なくなっていったのも自信に繋がりました。
――現在、何か乗り越えたい、この壁を打ち破りたいと考えていることを教えてください。
もっとうまく、速く描けるようになることですね。アニメーターとしてのあらゆる悩みはこれで解決すると思います(笑)。
――未来について、今後目指していきたいこと、次に乗り越えたい壁を教えてください。
私の師匠に、作品を作る上で一番大事にしていることを聞いたときに、「作品とキャラクターを好きになること」とおっしゃっていたんです。たくさんの作品に関わると、例えば、原作を読む暇もなかったり、絵コンテも自分の担当箇所しか読めなかったりという事態が発生します。でも、せめて手を動かしているときはその作品を一番に考えて、完成させることを何よりも大事にしたい。そう思いながら仕事をしているので、今後もそれは大切にしていきたいです。