新生活応援企画
「先輩が語る!私の職業人生」
アルテに関わるキャスト・スタッフの方々に人生のターニングポイントや乗り越えてきた壁、将来の夢について語っていただきました! 

01 監督 浜名孝行

――過去、人生を変えたターニングポイントや大きな壁にぶつかった経験を教えてください。
アニメーターとしての第一歩は、最初に受けた会社に落ちるという挫折からのスタートでした。アニメーターになってもまわりは画が上手い人ばかり。順風満帆とはいきませんでした。転機が訪れたのは30歳ぐらいのとき。アニメーターとしての限界といいますか、気持ちとしてしんどかったときに、ちょっと違うことをやってみたいと思って漫画を描いてみたんです。それを出版社の方に見てもらう機会もあったんですが、「30歳を越えて、漫画家になるのはしんどいですよ」と言われてしまい(笑)。確かにそうだろうなと思いつつ、でも、やりたいことはやっておくべきだと思ったので、まったく後悔はありませんでした。むしろ、漫画を描いてよかったなと思います。タイミングよく演出の話をいただいたので、結果的に演出家の道へ進みましたが、それは漫画を描いたことでカット割りやレイアウトを考える楽しさを知れたことが大きかったのではないかなと思います。それが自分のターニングポイントですね。
――現在、何か乗り越えたい、この壁を打ち破りたいと考えていることを教えてください。
今は「この壁を乗り越えたい」という気持ちよりも、目の前にある壁を少しずつ登っていけたらいいなという気持ちのほうが大きいです。たとえば『アルテ』をやったことで次の階段に進めるとしたら、その次の階段、また次の階段と少しずつ前に進んでいけたらいいなと。年齢を重ね、自分というものを理解できるようになった今だからこそ、この先、これまで生きてきた人生よりも短い人生で、自分は何ができるのか。それを考えていきたいです。
――未来について、今後目指していきたいこと、次に乗り越えたい壁を教えてください。
僕が最初に入った会社の社長が70歳を過ぎてまだ現役なんです。『アルテ』にも関わっていただいたススキダトシオさん(小林治さん)なんですが、70歳を越えて今でもすごい画を描かれています。自分も70歳を過ぎても、アニメ人生を続けられていたらいいなと思います。