06 OPテーマアーティスト 坂本真綾

――『アルテ』の第一印象はいかがでしたか?
以前イタリアをひとりで旅したのですが、フィレンツェは街そのものが美術品といえるような本当に美しい場所でした。その景色を思い返しながら原作のコミックスを読み、もう一度旅をした気分になりました。アルテは私にはない素直さやバイタリティを持っていて、羨ましさも感じました。
――女性が画家になる自由のない時代が舞台ですが、そこで自分らしく生きようとするアルテについて、どんな印象をお持ちになりましたか?
現代の女性が自由に様々な職業を目指すことができるのも、アルテのようにその道を切り開こうと奮闘した女性たちがいたおかげですね。前例のないことや、みんなと違う自分を受け入れるのって、とても勇気のいること。でも自分の本当に望む生き方を選べるのは、最高に幸せなことだと思います。
――OPテーマ『クローバー』は、『アルテ』という作品にぴったりな、聴くとポジティブになれる歌詞だと感じました。作詞にあたって、『アルテ』という作品がどういった影響をあたえたのか、聞かせてください。
監督のほうからは、前向きで健気で可愛く、といったオーダーだったので、歌詞もあまり難しいテーマを掲げず、シンプルに直球でいこうと思いました。
――『クローバー』のメロディを最初にお聴きになられて、どのような印象をお持ちになりましたか?
監督や番組スタッフの皆さんに何曲か候補曲を聴いていただき、一番アルテの世界に合うと思う曲を選んでいただきました。とてもポップで覚えやすいメロディ。アルテが画材を抱えて石畳を走っていく後ろ姿が思い浮かびました。
――作品とリンクする部分、そして坂本さん自身が共感したり、自分のことのように感じられたりする部分はどんなところでしょうか?
困難に挑んだ経験のある人なら誰でもアルテの姿に自分を重ねてしまうと思います。悔し涙を流したり、自信を失ったり、尊敬できる師匠と出会ったり、ひとつひとつクリアしたり。私自身もまだまだ道の途中なので、アルテに共感し励まされるところはたくさんあります。
――レコーディングではどのようなことを意識されましたか?
私自身はどっちかというとネガティブな人間なので、アルテにポジティブさや瑞々しさを分けてもらって、できるだけ明るく歌ってみました。
――『アルテ』の放送を楽しみにしている方へ、曲の聴きどころのご紹介をお願いします。
クローバーって、集団で生えてますよね。三つ葉でも四つ葉でも五つ葉でも、きっとクローバーたちはお互いを比べたり差別したりしていない。目線は常に頭上の広い宇宙に向いていて、もっと大きなサイズの野望を抱いているのかもしれないなって思うんです。私たちもそれぞれに違い、それぞれに特別。そんなつもりでこのタイトルをつけました。アルテという素敵なキャラクターとともに、皆様に届けば嬉しいです。

 
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